萩市とまちづくりで深い関わりのある中東ヨルダン・サルト市を訪問

※今回は個人による調査研究のため、公費ではなく全額私費で渡航しています。

萩市のまちじゅう博物館の取り組みをモデルに、JICAを通じて持続可能な観光開発を支援してきた中東ヨルダン・サルト市を訪問しました。

直行便はなく、今回はトルコのイスタンブールを経由して乗り継ぎ含め萩から約40時間かけて到着しました✈️

1️⃣なぜヨルダンを訪問したのか?

萩市の取り組みに着目していただいたことに感謝を伝えると同時に、これまでの経緯や現状を確認しておくこと。

その上で、今後(サルト市でもそうですが、例えば世界各地にある同様の課題を抱えるまちに萩市の取り組みをお伝えすることにより、各地に友好都市を増やし、協力や友好を深化させる取り組みを通じた誘客などが考えられるかと🤔)に向けた課題や展開を整理しておきたいと思い、自分の目で確かめたいと訪問しました👀

僕はこうした自治体の取り組みを「地域外交」と呼ぶことにしています。

友好都市や姉妹都市の協定を単に結ぶことにとどまらず、今後はこうした取り組みを積極的に行っていくことにより、たとえ地方の小都市であっても日本、地域の中での自治体としての位置付けだけでなく、国際的な位置付けのエッセンスが加えられると考えています。

国と国の外交・安全保障は国家の専権事項ですが、こうした地域外交は自治体が独自に進めていくべきものと思います。

実際、サルト市はこれまで浜崎地区などでの地域を巻き込んだまちじゅう博物館構想の推進や文化財の保護、歴史的街並みの保全…などで萩市のノウハウを学ばれ、持続可能な観光産業の発展に取り組まれています😊

2️⃣ヨルダン、サルト市とはどんなところか?

ヨルダンは中東のサウジアラビアや、イスラエル、イラクなどと隣接し、人口約1100万人の王国です。中東の産油国のなかではGDPが小さく、観光産業に力を入れていくことにより外貨の獲得を目指しています。

サルト市は現在の首都であるアンマンに移転する前の首都で、古代から交易の拠点として栄え、中東でいう、萩市のような伝統的な建造物が比較的良い状態で保存され、古き良き街並みのなかに人々が生活しています😃

3️⃣現地における萩市の認知度とは?

サルト市庁、それと突撃でいろんな住民の方にまちづくりにおける課題や、萩市のことについて聞いて回りました。
全体的に認知度が高く、萩市から来たと言うと大変喜ばれました。遠く離れた中東の国で、萩市の存在が知られていることに大変感動しました🥺

具体的には「萩市の市民が主役になって取り組むまちづくりが参考になった」「観光によって人を呼び、お金を稼ぐと言う発想がそもそも乏しかった」「日本からももっと多くの観光客が訪れようにしたい」など。

せっかくこうした関係性を繋げているので、昨年は駐日ヨルダン大使が萩に来られて講演をされましたが、この財産をどう活用していくのか?横展開していくのか?を考える必要があると思います。

地域外交は今後の大事なテーマだと思っています。山口県は台南市とかなり突っ込んだやり取りを行っています。

折に触れて、議会でもさまざまな角度から質問を投げていきたいと思います‼️