部活動の地域移行~徳地中バレー~

昨晩、徳地中のバレーボール部の練習にお邪魔し、地域移行について意見交換をさせていただきました。

 

徳地中バレー部は近年全国大会の常連校となっています。部員25人中半数以上が県外から、そのほかの部員も多くが市外からやってきています。

 

徳地中を退職された元教員の方(クラブ、部の代表・指導者)が、自宅を寮として提供し、奥様が全員の食事をつくってくださっています。

 

こう聞くと、県外から優秀な選手を引っ張ってきて徳地に集めて練習させている・・・と思われるかもしれませんが、そうではありません。あくまで選手が自分の意志で徳地で、先生のもとで練習したいと集まっています。

 

また、先生は「バレーボールを通じた人間教育」を重視されていて、来るもの拒まずという考え方をされています。練習中も穏やかな表情で、選手たちの動きをみられていました。

選手たちはみな強くなりたい、バレーボールを楽しんでいる様子で、気持ちの良い挨拶をしてくれました。

 

地域移行にもいろいろな形があります。萩のように特定の曜日に各々移動してきて練習するパターンもあれば、こうしてほぼ部活=クラブの形で、常に活動するパターン。

 

地域事情、競技特性、指導者など、いろいろな要素があると思います。

行政、企業、地域、受け皿が一体となって、子供たちのための地域移行をそれぞれの場所で実現していかなければなりません。