相島新船「あいしま」竣工!
昨日4日、萩市の離島・相島の皆さん待望の新船「あいしま」が竣工しました。
いろいろな経緯があり、ここでは詳しく触れませんが当初の予定より約2年遅れての竣工となりました。新船を心待ちにしていながら、この間に亡くなられた方もいらっしゃいます。
祝賀会のご挨拶でも申し上げましたが「難産の子は健やかに育つ」。そうした方々の思いものせて、あいしまはきっと多くの方々に末永く愛され、そして事故なく安全な運航を続けていくことができると信じます。
船内見学をした相島の方々が本当に喜んでおられたのを見て、こちらもうれしくなりました。「ようき(たくさん)乗らんといけんから長生きせにゃいけん(しないといけない)」とおっしゃっていたおばあちゃんもおられました。
相島の皆さんの生活の足として、たくさん使ってあげてください。
竣工式典も盛大に行われ、竣工にご尽力いただいた関係者の皆様が出席されました。来賓としてお招きをいただき、テープカットもさせていただきました。本当におめでとうございます。
離島は本土よりも顕著に人口減少、少子高齢化の波が押し寄せています。相島は5年前に小・中学校が閉校し、島民も現在約100人にまで減少しています。
現実的な問題として本土と全く同じ生活の利便性や医療水準などを求めることはできないかもしれませんが、できるだけの利便性を確保しつつ、移動手段、あるいは就業支援、交流人口の拡大に向けた事業創出など、国、県、市が協力して取り組んでいきたいと思います。